給食後の歯みがき運動優良校を訪ねて 第4回 目黒区立緑ヶ丘小学校

 4回目の「給食後歯みがき運動優良校を訪ねて」は目黒区立緑ヶ丘小学校にやってまいりました。
緑が丘は自由が丘に隣接し、周囲には児童館や図書館がある児童に優しい町緑が丘です。目黒区立緑ヶ丘小学校は、日曜日などは少年サッカーや野球の試合や練習、消防署員との災害時の避難訓練など校庭開放によるイベントも積極的に行っており、地域住民の生活に溶け込んでいるようです。

 

 広いエントランスから校内に入ってみると、校舎内は廊下が広く、仕切りが少なく開放的で、まるで保養所、研修施設のようでした。元々、小学校の統廃合後に老人ホームなどの施設として使われることも想定しての設計だそうで、エレベーターや憩いの場、廊下の手すりなど、小学校ではなかなかお目にかからない設備に目を惹かれました。
手洗い場は各教室ブロックごとにあり、場所も担任から確認しやすく、水道の数も充分にあり、クラスによっては担任自ら率先して児童といっしょに歯みがきを行っているそうです。歯みがきのしかたについては、各担任に任されており、クラスごとに歯みがきへの取り組みも違うのですが、歯みがきの方法、工夫するべき点などをそれぞれで決め実行しています。そして、これらの結果は春と秋の歯科健診の結果として保護者への便りに掲載します。

 
 学校全体の取り組みとしては、今年度はRDテストのときに担当歯科医の清田俊一先生自らデンタルフロスの使い方の体験型指導を行いました。最近は幼稚園や保育園でも歯みがきの習慣ができているので、その習慣をくずさないように小学校で引き継いであげれば良いと校長先生は語ります。歯みがきの習慣を浸透させるには低学年から教育していくとうまくいくようです。

 

発行 目黒区学校歯科医会

給食後の歯みがき運動優良校を訪ねて 第3回 目黒区立原町小学校

画像1 第3回目の「歯みがき運動優良校を訪ねて」は目黒区立原町小学校です。原町小学校は近所にお寺の境内が有る住宅街の中に溶け込むような学校です。校舎に入ってみると、お祭りの旗や、原町小と書かれた半被を着て太鼓をたたいている写真などがあり、町と一体となって活動している学校の姿が見て取れます。この原町小学校は以前から歯みがき運動の取り組みを精力的に行っている学校であり、その活動内容について、原町小学校担当歯科医の佐藤仁先生と校長先生にお話をうかがってみました。

目黒区から歯みがき運動を行うとの知らせがあってから歯みがきタイムを作った。歯みがきタイムには各教室ごとに音楽などをかけ、教員が率先して歯みがきを行い生徒の中に歯磨きの雰囲気を作るようにしているそうです。校長先生も歯みがきセットをいつも携帯しており、見せていただきました。歯みがきタイムは高学年は各担任画像3に任されており、低学年のかたづけの手伝いの当番の生徒は早めに歯みがきをはじめていました。低学年は13時から5分間が歯みがきタイムとされており、みな食事前に歯みがきセットを出して準備していました。以前から毎年6月に各家庭にプラークテスターを配ってレポートを出してもらっているそうです。父兄からは赤いところが減って喜んでもらっているそうで、ある6年生の母親からはこれでおしまいかと残念がられたそうです。

なぜ原町小学校は全校挙げての歯みがき運動がうまく行えているのかを訪ねたところ、原町小学校はもともと生活の規律について研究しており、学習と生活の規律は学校教育の両輪と考えている。このような学校の気質が、教職員全体が歯みがき運動へと向かえた理由ではないか。継続させるには6年間我慢することで、どの学校でも本気で取り組めば出来るはずと校長先生はおっしゃいました。

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給食後の歯みがき運動優良校を訪ねて 第2回 目黒区立宮前小学校

さて、給食後の歯磨き運動優良校を訪ねて2回目は、目黒区立宮前小学校です。

IMG_0012 - コピー - コピーこの学校の校舎は特色があり、大きな建物のなかのパーテーションで区切られたスペースが各々の教室になっていて、とても開放感あふれるつくりになっています。

宮前小学校では歯磨きの時間を給食後にカリキュラムとして10分とっています。歯磨きの仕方についてはそれぞれの担任が独自に工夫し、一斉に始めるクラス、班ごとに砂時計を置いて各々行うクラス、給食を食べる早さに分けて歯磨きを行うクラス、黒板に歯磨きし終わった人の名札を貼るなどして、皆楽しげに歯みがきを行っています。また洗口場についても、各教室ごとに蛇口四つの洗い場が一つ有り、生徒たちは順番にうまく工夫して使っています。そしてこれらのIMG_0011 - コピーチェックは健康委員の生徒が行い、また健康委員が歯磨き関するクイズを行うなど、皆が口の健康に関する興味を持つよう日々活動しています。

このように宮前小学校が、学校全体で協力して歯磨き活動を行ことができるのには訳があります。目黒区で給食後の歯磨き運動が始まったときから歯磨き活動に取り組み、各自歯ブラシ、コップの持参など、各家庭の協力のとりつけに地道に努力をしていったそうです。しかしそれが2~3年もたつと、新入生たちには、もともとそういうものとして受け入れられていったそうです。継続が宮前小学校の伝統となったのです。

IMG_0015 - コピー - コピー平成26年11月28日取材

給食後の歯みがき運動優良校を訪ねて 第1回 目黒区立田道小学校

日増しに秋も深まり、朝タは肌寒く感じるようになってきた10月の下旬、田道小学校へお邪魔してまいりました。ちょうど給食の始まる頃でしたので、学校全体がなんとも美味しそうな匂いと楽しそうな雰囲気に包まれていました。やはり、食というのは気持ちも豊かにするものですね。それにしても最近の給食のなんとも美味しそうなこと!羨ましい限りです。

画像1 さて、田道小学校では、目黒区の給食後歯みがき運動が始まった当初より、校長、養護教諭はじめ各担任教諭の先生方、またご父兄方も、とても積極的にこの運動に取り組んで下さっております。目黒区学校歯科医会では、昨年より給食後歯みがき運動優良校の表彰を行っておりますが、田道小学校は見事2年連続の受賞!を誇っております。

田道小学校で特に工夫されている点は、各教室にブラシの保管ボックスを設置していることです。給食後歯みがき運動の開始と同時にご購入されたそうです。衛生面やブラシの忘れ物対策としても、とても素晴らしい取り組みだと思います。

画像2それでは、子供たちの様子を見学してみましょう。給食を食べ終わって片付けの終わった子から順次このボックスにブラシを取りに行き、水道近くで楽しそうに歯みがきをしていました。自主的に歯みがきをする習慣が身についていることは、とても素晴らしいと思います。蛇口も決して多くはないのですが、感心するぐらいモラル良くスムーズにうがいも出来ていました。

高学年になると、色気なのか?悪知恵なのか?歯みがきをさぼる子も数名出てくるそうですが、そこはさすが担任の先生、食後片付けの指導だけでも大変なところ「片付けたら歯みがきだよ~」と声掛けをして下さっていました。給食時間後の10分間を歯みがきタイムとして音楽放送を流しているので、食の遅い子も歯みがきの時間が取れるような配慮もされていました。

 

画像3 今回は、田道小学校の給食後歯みがき運動への取り組みをお伝えいたしましたが、学校によってそれぞれのやり方があると思いますので、次号以降も色々な優良校の取り組み方をお伝えして行こうと思っております。今後もこの運動を通して、児童・生徒が自分の口の中の健康状態は自分自身で責任をもつという意識に目覚め、それがやがて全身の健康推進につながれば良いと考えております。

目黒区学校歯科医会給食後歯みがき推進委員会