中目黒小学校歯科校医 上保 基
昨年12月、コロナ禍で縮小していた学校歯科医会の活動を再開し、4年ぶりに養護教諭との合同研修会を開催することができました。
今回のテーマは “歯の外傷”について聞きたいという養護教諭からの要望により、講師として昭和大学小児歯科学講座教授の船津敬弘先生をお招きしました。
演題は、もしも生徒が歯をぶつけたら -校内でみられる口腔外傷とその対応-
と題し養護教諭にも分かりやすく講演をしていただきました。
まず、子供達はなぜケガをしやすいのか?をその身体のバランスに起因することや体育の指導要綱を交え話され、体育の時間に歯の破折が発生しやすいのは水泳と鉄棒ということでした。
また歯の外傷を受けた際の保健室でのチェックポイントを解説されました。
- 歯の受傷部位や頭部への影響の確認
- 受傷時刻、場所や状況などを養護教諭が歯科受診時に伝えるべき内容
(できるだけ早く歯科に受診することが大切!)
- 脱落歯の保存方法
- 小児のスポーツ外傷予防
など
子供達が安心して元気に活動できるためのポイントを分かりやすく話され、多くの質問にも丁寧に説明されていました。