【歯科健康診断の結果について】

小学校

受付

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小学校では 結果は 「異常なし」 「経過観察」 「要受診」 の3つにわかれています。

【異常なしの方】今回は、異常が無いお子さんですが、年に1~2回は、かかりつけ歯科医の検診をお勧めします。

経過観察にチェックのある方

要観察歯(CO)
初期のむし歯予防処置 食生活の改善 丁寧な歯みがきを心がける事で進行を止められますが、何もせずに放置するとむし歯になります。かかりつけ歯科医での積極的予防処置をお勧めします。

歯垢
歯みがき不足で汚れがついている状態です。放置しますと歯肉炎むし歯の原因となります。正しい歯の磨き方を歯科医院で教わってください。。

歯肉炎(GO)
歯肉の一部に歯肉炎がある状態です正しい歯みがき 生活習慣の改善が必要です。かかりつけ歯科医での正しい歯みがきの指導をお勧めします。

歯列・かみ合わせ
軽度の歯並びやかみあわせに異常がある方です。特に歯並びは、軽度であっても将来歯周病やむし歯の原因となります。かかりつけ歯科医との相談をお勧めします。

顎関節
かみ合わせる時、軽度の関節で音が鳴ったり かみ合わせのゆがみがある場合です。かかりつけ歯科医との相談をお勧めします。

歯石沈着
歯の汚れが硬く石のように成った状態です。歯肉炎の原因に成りますので、かかりつけ歯科医で除去して下さい。今後歯石が付かないように 正しいはみがきの指導を受けて下さい。

【要受診にチェックのある方】
出来るだけ早くかかりつけ歯科医で治療を受けてください。特に児童のむし歯は進行が早く、半年放置すると 歯髄(しずい)まで達する事があります。

歯は時間をかけてだんだん硬くなります。しかしこの年代の歯の質は成人に比べてやわらかい状態にあります。歯もまだ成熟していない、成長過程にあります。ちなみに歯髄をとった歯は、もろくなります。歯も生きている事を、忘れないで下さい。

歯肉炎は歯周病の前段階です。小学高学年から中学にかけての第2次成長期に口腔内の細菌叢(さいきんそう)が固定します。この時期に自分にとって良い細菌叢を獲得しましょう。一度固定した細菌叢を大人になって変えることは、非常に困難といわれています。


中学校

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中学校では、「経過を観察してください」と「受診をおすすめします」の2つに分かれています。記載されている項目は小学校とほぼ同じですので、上の小学校の解説をご覧ください。

中学生は特に歯肉炎に注意して下さい。このころの歯肉炎が、大人に成ると「歯周病」に発展します。この機会にもう一度正しい歯みがきの仕方をマスターしましょう。

「経過を観察してくださいの」にマークのある方
年に2回は、かかりつけ歯科医による検診を受けることをお勧めします。

「受診をおすすめします」にマークのある方
かかりつけ歯科医で必ず治療と歯みがきの指導を受けてください。

目黒区では、中学生まで歯科・医科共に保険適用医療費は無料です。お子様のお口の状態が気になる方は、早めにかかりつけ歯科医をお尋ねください。早期発見治療と予防は大切です。特に治療勧告を受けられた方は、早急に受診して下さい。小中校生のむし歯の進行は、非常に早いので気をつけてください。

* 「給食後のはみがき推進運動」の紹介
目黒区では、「学校での健康教育の推進」を始めております。推進目標の中に給食後の歯みがき運動の拡大が入っており、目黒区学校歯科医会もこの運動を押し奨めておりますので、保護者の方々のご協力をお願いいたします。  

みじかな口の健康に興味を持つ事が、全身の健康維持につながります。「歯みがき」は自分の健康を守る第一歩です。この運動をとおして 歯みがきの習慣を身につける事が大きな狙いです。学校に歯ブラシを持参することに ご理解とご協力をかさねてお願いいたします。